ミラノ・コルティナ 冬季オリンピックも終わった。それぞれの選手たちに、それぞれの選手たちなりの熱いドラマがあったと思う。
フィギュアスケート ペアの「りくりゅう」の活躍もその中の大きな一つだったと思う。優勝候補に挙げられていたにも関わらず、最初のショートで5位。正直、実力が発揮できずに残念と思った。世界の強豪ぞろいの中での頂上決戦で、ミラクルはないだろうという感じが何となくしていた。フィギュアスケートは、ショートプログラムとフリープログラムの2回の演技の合計点で競う。だから、ショートの点数はやり直しがきかない。
そして、結果は大逆転劇の金メダル!!!感動の瞬間だった。(演技等の詳しいことは書かないが)
その後のインタビューや各報道の取材やテレビ特番、いろいろな中で、様々なことが語られたけど、あのお互いを信じる姿、お互いを助け合い、励ます姿はすごいなと思った。
以前、こんな話を聞いたことがある。
5人が、綱を引く。5人の引く力は、それぞれ100kgで全員が同じ力(と仮定か設定?)。この5人が一緒に綱を引くと理論上は500㎏の重さが引けるはず。でも、実際には、ほとんどのケースで500kgを下回る結果になる。(社会的手抜き)
でも、まれに上回るチームがある。その上回るチームを調べると、共通の特徴があった。そのチームには、以下の「3つのもの」が揃っていた。
・尊敬
・応援
・感情の交流
「りくりゅう」ペアを見ていたら、こんな話を思い出した。
・尊敬・・・「りくりゅうペア」二人の間には、まさしく「尊敬」があったように思う。無条件に、そして全体を「尊重する」「信頼する」。そんな姿が二人から感じられた。
・応援・・・特にショートが終わり、失意の中にいる木原選手に対して、励まし続けた三浦選手の姿は、まさに「応援」だったと思う。その後のテレビ番組等で明かされたペアを組んでからここまでの道のりには、三浦選手→木原選手の励ましだけでなく、その逆の場面も多々あったと知った。ショートの失敗の後、お互いが相手を非難しあっていた気配も全く感じられなかった。
・感情の交流・・・これも二人の姿を見ていると、タスク上の関係という枠にとどまらない「感情の交流」を感じる。
だからこそ、あれほどの逆境からの大逆転が生まれたのかと思う。
ミラノ・コルティナオリンピックでの感動をありがとう!ただ、それをどう自分に、自分たちに、生かせるだろうとも思う。我々は、オリンピックに出るわけではない。でも、どんなビジネスをするにせよ、これらのことは大切なのでは?と思う。一方で、そういった関係がすぐできると思えないのも事実だ。
「りくりゅうペア」の足跡を振り返ると、今までは、ずっと苦しい時期だった(見たわけじゃないけど、そうらしい)。その中で、口で言うだけじゃなく、様々な体験・経験が、この信頼関係を築いたのだと思う。2人は、同じ目標に向かう一心同体という意識、苦しい時期を一緒に乗り越えてきた中での現在。どん底と思える時期でも支え合えたからこその、今回の支え合い。
自分も含め、本当の意味で、支えあう関係を作れるか、先ずは自らが支えるという意識をお互いが持つことが大事な気がする。逃げずに相手をサポートし続ける姿勢。自分の思いだけでなく相手を尊重する姿勢。そういったことが大事な気がする。
ペアからチームへ、そして組織へ、社会へ。様々なところで、輪が広げらればと思う。

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